Vol. 12

2014年 5月

空調設備の冷却水ラインの洗浄を提案いたします

≪稼働前の洗浄で運転の効率化・低コスト化・衛生対策を≫

薫風の5月、さわやかな季節になりました。さて、冷房本格稼働のシーズン到来です。
昨年のシーズンオフに冷却水ラインの洗浄と保管を実施されましたか?
停止中の冷却水ラインでは、適切な処理を実施しないと腐食の進行を招くだけでなく、冷却塔ピット内や充てん剤、冷却水配管内でバイオフィルムが繁殖し、スライム障害やレジオネラ属菌の増殖につながります。

冷却水系統の管理に関わる法令をご存知ですか?

空調設備を設けている場合、病原体によって室内の空気が汚染されることを防止するための措置として下記事項等が定められており、法令に基づく管理が必要です。

関係法令

  • 労働安全衛生法 事務所衛生基準規則 第9 条の2
  • 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則 第3 条の18

対象となる建物

  • 建築基準法で定める事務所
  • 建築基準法に定義された建築物のうち興行場・百貨店・集会場・図書館・博物館・美術館・遊技場・店舗・事務所・学校(含研修所)・旅館で、不特定多数の者が利用する延べ面積が3000 平方メートル以上(学校教育法第1 条に規定する学校は延べ面積が8000 平方メートル以上)のもの

法令で定められている管理

  • 冷却塔及び加湿装置に供給する水:水道水又はそれに準ずる水質の水
  • 冷却塔・冷却水の点検頻度:使用開始後1ヶ月毎に1回。必要に応じ清掃、換水等をする(1ヶ月以上使用しない場合を除く)。
  • 冷却水の水管及び加湿装置の清掃頻度:1年毎に1回(定期的に行うこと)

冷却水ラインの洗浄は稼働前・後の実施を推奨いたします

冷却水ラインの洗浄は上記の通り法令により義務付けられておりますが、現状未実施の冷却水系も数多く見受けられます。稼働前に洗浄を行うことは、今シーズンの効率運転だけでなく衛生面、コスト面でも重要です。特に衛生面ではレジオネラ症の感染リスクを低減するために非常に有効です。稼働前・後の洗浄を行い、年間を通して適切な設備状態に保つことをおすすめ致します。芙蓉化学工業㈱では冷却水系洗浄剤を数多く取り揃えており、お客様の状況を確認した上で、弊社営業マンがベストな提案をさせていただきます。

弊社 抗レジオネラ用空調水処理剤協登録薬剤

製品名 特徴
フォスニーレジックス クーリングタワー運転中も稼働停止することなくオンライン洗浄が可能。
フォスニーれじこ レジオネラ属菌等に対して即効性があり短時間の洗浄で優れた除菌効果を発揮します。
フォスニーれじお シーズン前の除菌洗浄や運転中にレジオネラ属菌が検出された場合の洗浄にも最適です。

平成26年4月1日より水質基準に関する省令が改正されました

水道法の検査項目として亜硝酸態窒素が追加され、基準値は「0.04mg/L以下であること」となりました

これを受け、建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則(昭和46年厚生省令第2号)の一部が改正され、同様の措置が講じられました。この改正により、水道法の水質基準項目は50項目から51項目に、ビル管理法の6ヶ月以内毎に1回行う水質検査は15項目から16項目になりました。

亜硝酸態窒素は極めて低い濃度でも人体に影響があることがわかってきており、平成24年10月29日に内閣府食品安全委員会から、厚生労働大臣宛て食品健康影響評価結果が通知されました。評価結果は、非発がん毒性に関する TDIを算出することが適切とされ、TDI=15μg/kg/day(亜硝酸イオンに含まれる窒素について評価)となりました。 ※TDI(TolerableDailyIntake)[耐容一日摂取量]:ヒトが生涯にわたって継続的に摂取した際に、健康に悪影響を及ぼすおそれがないと推定される1日当たりの摂取量。1日および体重1Kg当たりの化学物質の質量で表される。

亜硝酸態窒素とは

亜硝酸態窒素は、生物の腐敗・工場排水・下水・肥料・家庭雑排水等により土壌や水中に浸透した窒素化合物が酸化分解されて生じます。次亜塩素酸ナトリウムで適正に処理された水では、亜硝酸態窒素は硝酸態窒素へ酸化されヒトに対する健康への影響は低減します。

亜硝酸態窒素の検査頻度

水道法 ビル管理法
おおむね3ヶ月に1回以上
ただし、原水の水質変化が大きくないと認められた場合、
過去3年間の検査結果が基準値の1/5以下の場合は、1年に1回以上に省略可能
過去3年間の検査結果が基準値の1/10以下の場合は、3年に1回以上に省略可能
6ヶ月以内毎に1回

レジオネラ属菌の精度管理に努めております

PHE主催のレジオネラ属菌の検査精度評価試験へ参加し、良好な結果が得られました

弊社では第三者機関の精度管理試験に定期的に参加し、精度の高いレジオネラ属菌検査を行うための環境維持に努めております。レジオネラ属菌検査はぜひ弊社へご用命下さい。

PHEについて

PHE (Public Health England)は公衆衛生問題に取り組む英国保健省の執行機関で、イギリス国内外で病気や感染症のモニタリングを行っています。化学物質や放射線の問題にも取り組んでいます。

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